人気色の配合バランス
2016年12月09日 18時38分

輝きと可愛い色から、ほとんどの女性がその美しさに見惚れます。
この人気色三色は、実は含有している合金は同じで、混ぜる割合によって見事に色が変わっているのです。
純金、純銀、純銅の三つが主に含まれているのですがイエローゴールドの場合銀が銅よりも少し多め、
ピンクゴールドの場合銀よりも銅が少し多めに、ホワイトゴールドはK14の場合が多いのですが、
銅は含まれず金と銀のみの絶妙な混合により美しいホワイトを引き出しています。
これらは製品によって変わる割合でもありますが、金のほかの合金と混ざりやすい性質をうまく利用して、
これらの美しい色合いを引き出しているのがわかります。
他の合金を利用することで強度を増したり、色合いを変えたりと様々な変化を見せてくれる金は
高い人気を常にもっています。
細かい装飾などを行うときの加工のしやすさと、どんな場面でも恥ずかしくない高価さから
その人気はこれからも衰えることはないでしょう。
アクセサリーといえば金、というイメージがあるのも納得のジュエリーに適した性質を
持っているのが金なのです。
金の純度を調べるには
基本的に金の純度は、アクセサリーであれば商品のどこかに刻印しています。指輪ですと、指輪の内側に小さく目立たないように刻印が施されているでしょう。
ネックレスなども同様で、留め具の横などに小さな刻印がされています。
本物か偽物かの判断が出来る刻印ではありませんが、お手持ちの貴金属があれば
どの刻印が入っているか一度は確認してみましょう。
ちなみに金以外でもシルバーアクセサリーなどにも刻印は施されています。
金にくらべてずっと安価で手に入るため、あまり気にしなかった方もおられるかもしれませんが
シルバーも純度の単位を持つ金属なので、小さく刻印されているときが多いです。
素人目線ではもっている金の純度ははかることはできませんが、
こうして多くのアクセサリーには刻印がされていますのでそちらを目安にしましょう。
金が本物であるか、という問題とは別問題にはなりますが、お手持ちの貴金属がどの純度であるかなどの、
あくまでも参考程度に見てみましょう。
ちぎれてしまったネックレスなどにK24の刻印が施されていた場合、
アクセサリーとして身につけられない状態だとしても高価な価値を持っているので、
一度査定に出してみるのも新たな活用法といえるでしょう。
本物の金の感触
金は熱の通りや、質量の具合に特徴があり、手に持ってだけで本物か否かの区別はプロの手の感触からわかります。確かにアクセサリーに刻印は施されていますが、それはあくまで本物であるという証拠にはなりません。
金と比重の近いタングステンという金属に、金メッキを施しただけでK18などの刻印をしているという
悪質な商品も中にはあるのです。
金メッキのアクセサリーが悪いわけではありませんが、金メッキの場合きちんとK18などの後に
ゴールドプレーテッドという意味のGPという刻印を施すよう決められています。
金は熱しやすく冷めやすい特性があり、また見た目よりもずっしりとした印象があります。
これらの感触は多くの貴金属に触れてきたベテランの鑑定士でないと見分けの付きにくいものですが、
プロが手に乗せると明らかに金ではない場合すぐに違和感に気づくものなのです。
他にも金の純度と比べて色味の違いなどもあり、それらを判断して貴金属の真贋を見極めて査定を行っています。
偽物の被害に遭わないためにも簡単な判別法や区別法を頭に入れて、信頼できるお店で貴金属は購入するようにしましょう。